一人親方と雇用保険

 

一人親方は労災保険に特別加入した者を指します。

一見、労働者ではないというように思ってしまいます。

しかしたとえ一人親方であっても雇用保険に加入義務がある場合もあります。

加入義務がある場合とそうでない場合の判断基準について少し紹介します。

 

雇用保険の加入基準

 

労働者で雇用保険に加入義務がない基準は以下とされています。

2つともの要件を満たす場合には加入義務がないとなります。

 

  • 1週間の所定労働時間が20時間未満の者
  • 30日以内の雇用期間である者

 

詳しくは以下を参照。

雇用保険の加入条件(労働者)

 

一人親方と労働契約があるか?

 

一人親方の場合、労働者かどうかの判断基準は微妙です。

今のところ明確な基準はあってないようなところもありますが、1つには雇用契約があるのか?ということがあります。

当然ですが、雇用契約書を締結しているという場合にはほぼ労働者であるとなるでしょう。

そして上記の雇用保険の加入要件に該当すれば、雇用保険に加入させなければいけません。

しかし一人親方で、以下のような方もいると思います。

 

  • 65歳に達した日以後に雇用する者
  • 季節的に雇用する者
  • 4か月以内の期間を予定して雇用する者

 

建設業の場合、一定の有期事業ということで雇用することもあります。

そのため一人親方で上記の3つの要件のどれかに該当すれば加入義務がないとなることもあります。

安易に労働者を一人親方とするのは危険

 

不必要に契約を更新しない

 

しかし契約更新を不自然に更新することは違法となります。

例えばはじめから1年の雇用が必要としましょう。

この場合、「4ヶ月以内の雇用契約であれば未加入でも良い」と解釈して、4ヶ月×3回として1年雇用したとします。

たしかに4か月ごとに雇用契約が分かれていますが、更新を不必要に繰り返すことで無理やり1年使用したとなることもあります。

そのためこの場合、雇用保険に違法に未加入としたともなりかねませんので注意しましょう。

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