夜勤で拘束時間が長くなる

 

病院・介護施設・メーカー・工場では夜勤があると思います。

この夜勤では拘束時間が長くなりやすく、休憩時間の付与が難しい部分があります。

サンプルに従って紹介していきます。

 

夜勤が長い拘束となるケース

 

たとえば

 

  • 夜勤開始が22時
  • 退社が翌朝10時

 

となったとしましょう。

この場合、拘束時間は12時間となります。

従って、労働基準法第34条の「8時間を超える場合には少なくても1時間の休憩時間」に該当します。

12時間の途中において1時間を休憩付与の義務があるとなります。

 

日勤と夜勤が継続されるケース

 

突発的な事情があり、日勤者にそのまま夜勤をしてもらわないといけないということもありえます。

この場合には拘束時間は非常に長くなってしまいます。

例えば以下のようになったとしましょう。

 

  • 日勤開始9時
  • 日勤の休憩1時間付与
  • 日勤終了18時
  • 夜勤開始19時
  • 夜勤終了翌朝6時

 

この場合、日勤開始の9時から翌朝6時までの21時間の拘束となります。

途中には日勤の休憩1時間と、夜勤開始前の1時間の休息があるだけです。

夜勤は翌日まで継続されていますが、翌日の夜勤も前日の労働時間にカウントされます。

そのため日勤の日と同日に拘束時間が21時間となります。

途中2時間は休憩・休息があるので、労働時間は19時間といえます。

この場合もやはり労働基準法第34条の「8時間を超える場合には少なくても1時間の休憩時間」に該当することとなり、休憩付与は1時間でも違法ではありません。

このケースではすでに2時間付与しているので、このままでも違法ではありません。

 

民事責任も回避することが重要

 

しかしこの「休憩時間の違法ではない」というのは刑事責任の話です。

もし体調を壊すなどがあった場合に民事責任が生じる可能性はあります。

この回避もとても重要で、できるだけ過労的要素を予防することが最も重要です。

上記の例では休憩は1時間で違法ではありませんが、体調面を考慮してもう少し休憩時間を長く付与するということが重要です。

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