割増賃金の基礎となる賃金とは

 

割増賃金とは時間外労働・休日労働・深夜労働において支払うものです。

それぞれ割増率が労働基準法で定められています。

この割増賃金の計算において使用するのがこの「割増賃金の基礎となる賃金」です。

つまりこの割増賃金の基礎となる賃金が高額化すればするほど、同じ時間の残業をしても支払う割増賃金が高くなるということです。

 

割増賃金の基礎となる賃金に含まれないもの

 

以下のもの以外はすべて割増賃金の基礎となります。

 

1、家族手当

2、通勤手当

3、別居手当

4、子女教育手当

5、住宅手当

ただし以下のものは住宅手当として含まないとされます

  • 住宅の形態ごとに一律定額で支給されるもの
  • 住宅以外の要素に応じて定率・定額で支給されるもの

6、臨時に支払われた賃金

7、1か月を超える期間ごとに支払われる賃金

  • 賞与など

 

年俸制の賞与

 

年俸制の賞与では割増賃金の基礎として含まれることとされます。

(平12.3.8 基収78号)

年俸制においては当初から賞与の金額が予定されているというのがその理由です。

従って、年俸制は残業代といった観点からは会社に不利といえます。

詳しくは以下を参照。

年俸制は残業代請求では非常に危険

 

割増賃金の計算例

 

例えば下記のような賃金体系のものがいたとします。

 

  • 月給 25万
  • 通勤手当 1万
  • 家族手当 1万

 

このときある月に20時間の時間外労働をしたとしますと

 

25万 ÷ 160時間 × 1.25 × 20時間 = 39063円

 

の割増賃金の支給が必要となります。

家族手当と通勤手当は基礎とならないので、計算から外します。

160時間の部分は月平均所定労働時間となり、会社ごとに数字は異なり、それぞれ算出をしなければいけません。

詳しくは以下を参照。

月平均所定労働時間とは

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